施策告知がユーザーの行動を変える

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施策告知がユーザーの行動を変える
取材＝樋口知子（CCG ENTERTAINMENT）／ text & photo by Higuchi Tomoko

P-WORLDの変遷

パチンコ業界従事者、またはパチンコ・パチスロユーザーなら誰でも知る「P-WORLD」。1996年の設立以来、パチンコ業界の数あるポータルサイトを牽引してきた。

掲載店舗の1週間以内の更新率は91％、月間ユニークユーザー数は1,000万を超える(2025年1月実績)。また、月間アクセス数3億回の内、約7割の2億回以上はスマホからのアクセスとなっており、“業界人がPCからしか見ていないサイト”の印象もあったが、大半はユーザーがスマホから利用している状況が明らかだ。スマホでのアクセスはオープン前の時間帯がピークになっており、ユーザーからの店舗への期待感も伺える。

今回は、P-WORLDの販売代理店として25年間取り扱いを続け、1都3県を中心に2,000店舗以上の担当を担う株式会社一広ケーアンドエー(東京都千代田区)の堀口部長に、直近のサイトバージョンアップについて話を伺った。

テキスト告知はバナー形式で　店舗イベントを訴求

まずP-WORLDの強みは検索の優位性にある。例えば「中野区パチンコ」と検索すると絶対にP-WORLDサイトが検索トップに上がる。サイトトップから地域の検索をした際、店舗施策の一覧を見ることができるのが「ホールからのお知らせ」欄である。テキスト告知はここへ掲載される。テキスト告知は、おすすめコース利用店舗のうち約2割が毎月使用しており、有料の告知は毎月5,000回以上、無料の告知を含めると毎月24,000回以上活用されている。加えて、最上位プランの「テキスト告知ロイヤル」では、設定したテキストを「LINE広告」にも掲載可能。さらに、設定したテキストをバナー広告の形式に成型してP-WORLDのバナースペースにも表示できるため告知効果は抜群だ。

周年告知機能

周年告知機能は7日プランと1か月プランから選ぶことができる。特に評価されているのがアクセス数だ。トップページからリンクする「周年記念店一覧ぺージ」と、各都道府県のトップページの自店名の箇所へ目立つ形で周年アイコンが表示されるため、一目でサイト閲覧時に確認できる。そのため、周年告知をした際の自店ページへのアクセス数は平均で通常時の約4倍、最大値では8倍のアクセスを獲得できている。集客ツールではなく、認知のためのツールとして活用されているからこそ、自店ページへのアクセス数増が大きく評価されている機能である。2024年12月は全国の36店舗で活用された。

チェーン店向けの機能や　スマホ向けの機能も充実

P-WORLDトップの「グループ店」より確認できる「グループ店」機能は、簡単にP-WORLD内に自社グループ店のLPを立ち上げられるため、グループ全店告知の遷移先として活用できる。YouTube動画の掲載も可能で、全店の情報を一挙公開したい時に便利な機能である。

また、もっとも注目すべきは2024年10月にリリースされた「スマホパネル」機能である。「スマホパネル」機能を使用すると、スマホサイトの店舗ページ下部にパネル型の告知エリアやメニューボタンを設置できる。ぺージをスクロールしてもその場にとどまる固定式のパネルで、自店ページにアクセスしたユーザーの目に常に触れさせておくことが可能だ。スマホパネルでは外部リンクの制限が無いため、SNSのフォロー訴求やLINEアカウントの友だち募集などPR効果は抜群である。

一広ケーアンドエーが提案する　今後のP-WORLD

堀口部長いわく「P-WORLDはこの一年間ホールニーズとユーザーニーズに寄り添った新しい機能を多数リリースいたしました。特に周年告知が可能になったのはガイドラインが出た一昨年であり、ユーザーもまだまだ近隣店の周年を認知していないので、しっかり告知をすることで伸びしろがあると思います。また、テキスト告知は都道府県のグループ店で施策日に掲載ジャックをするのもインパクトが有りおすすめです。今後は取材・来店情報もPRできるようになっていくので、一広ケーアンドエーでは代理店として、ホールで役立つ情報を発信し続けていきます。」

これからのP-WORLDの進化に注目だ。

営業部 堀口大輔部長