顧客理解を深め、集客力と広告効果を最大化する

マーケティングにおけるペルソナ設定の重要性
顧客理解を深め、集客力と広告効果を最大化する
文=CCG ENTER TAINMENT

佐々木 亨
1980年3月生まれ。北海道白老町出身。室蘭工業大学卒業後、新卒で大手パチンコホール企業へ入社。20年のパチンコ業界勤務で店長・エリアマネージャーを経験し、2022年㈱CCGE NTERTAINMENTへ営業職として入社。現在はウェブ解析士の知見とホール勤務経験を融合させ、クライアント企業の事業成果への貢献を目指す。

パチンコ店の集客力向上や広告効果の最大化を目指すうえで、「ペルソナ（顧客像）」の設定は、デジタルマーケティング戦略の基盤となる重要な要素です。デジタル広告やSNS広告が主流となった現代において、「誰に届けたいのか」を明確にすることで、広告メッセージやプロモーション内容、接客スタイルまで、より具体的で効果的な戦略を立案できます。

パチンコ店の運営においては、多様な顧客層の中からターゲットを明確にし、マーケティング施策を打ち出すことが目標達成の決め手となります。

ペルソナ設定を行うことは、広告のターゲットを絞り込み、広告費用を最適化しながら集客効果を高めることが可能になります。本記事では、ペルソナ設定のポイントとマーケティング設計におけるペルソナ設定の役割について解説します。

ペルソナ設定のメリット

1.マーケティング施策の一貫性
ペルソナを明確にすることでどの広告を出すべきか、どのSNSを活用するべきか、どんなプロモーションが響くのかを明確にできます。これにより、広告の無駄を省き、費用対効果を向上させることができます。

2.関係者間の共通認識の確立
ペルソナを設定することで、社内の決裁者、広告担当者、店舗スタッフ、広告代理店など、関係者全員が共通の顧客像を持つことができます。これにより、コミュニケーションが円滑になり、より効果的なチームワークを生み出すことができます。

3.広告配信の効率化
SNS広告やGoogle広告では、ターゲットを細かく設定することが可能です。ペルソナを活用することで、特定の年齢層やSNS広告では趣味趣向を持つユーザーに的確に広告を届けられます。

ペルソナ設定の活用イメージ

マーケティングにおける集客プロモーションの設計は主に業績目標（予算達成）のための営業戦略（いつ、どのレート・何の機種で、どのように）に基づき「上流（戦略設計）」→「中流（戦術策定・実行）」→「下流（評価・改善）」の3つのフェーズに分かれます。ペルソナ設定は、マーケティングにおける集客プロモーションの設計において、中流の上流寄りに位置し、戦略から戦術への橋渡しをする重要な工程です。

共通認識とチームワークを活かす　ペルソナ設定の重要性

ペルソナ設定は、ターゲット層を具体的に定義し、広告やプロモーション活動の精度を向上させるための重要なステップです。まず、戦略段階（上流）で市場とターゲットを明確にし、その後中流でペルソナに基づく施策を展開します。施策を実施した後は、下流で各ペルソナごとの効果を測定し、成果に応じてPDCAサイクルを回し、修正や展開をおこないながら目標達成を目指します。効果が乏しい施策については中止を検討することも大切です。今回はマーケティングに関する内容を幅広く取り扱っているため、主要なポイントを抜粋してお伝えしています。少々分かりにくい部分もあるかもしれませんので、具体例を挙げて考えてみましょう。例えば求人広告で、「髪色、ネイル、ピアスなど身だしなみは自由でプライベートと両立できる！」といったテキストやバナーが、男性も含めた一括りで掲載されていないでしょうか？戦略が正しくても、戦術がずれてしまうと効果測定ができず、PDCAサイクルも機能しません。

ペルソナを明確にすることで、施策は戦略に基づいて効果的に進行し、PDCAサイクルが機能することで、広告費の最適化などに繋がります。結果として、戦略（売上向上など）の実現に向けて効率的に進むことができます。また、関係者全員が共通の認識を持つことで、チームワークが発揮され、マンパワーが一つの方向に集約されます。効果的なチームワークは、デジタルマーケティングや理論単体の力を超える熱量とパワーを生み出します。ぜひ活用してみてください。

活用に際してお困りの時は、弊社お問い合わせ先へお気軽にご連絡ください。

文=CCG ENTERTAINMENT