従業員マネジメント効率化ツール
AIが課題を見える化・自動化 店長の「従業員マネジメント業務」を軽減
店舗マネジメントの領域は広範で、利益管理は言うに及ばず〈人材の育成や管理〉も重要な業務だ。これが手薄になれば、スタッフのモチベーション低下、突然の離職が起こりかねない。店長の負荷を減らさなければ店長自身が疲弊してしまう。
店舗が人手不足の状態でいつのまにか特定のスタッフに負荷がかかっていた。不満を言わずに頑張ってくれていたが、突然、退職してしまった。「相談してくれればよかったのに…」「自分も忙しくてSOSに気づけなかった」「来週1on1をやる予定だったのに」。そんな経験はないだろうか。
だが、スタッフの状態を可視化できれば課題は早期に発見でき、優先順位も付けられる。
大阪市のパチンコホール『Q-Bang!グループ』はこの課題を解決するために、接客・サービス業の現場に特化したマネジメントツールを導入した。AIが、個々のスタッフや職場全体の状況を可視化し課題を見つけて、緊急と判断すればアラートを発してくれる。なおかつ店長には、個々のスタッフの状態に応じた対応を提案してくれるというもの。
AIが各スタッフのコンディションを分析
「人に関する業務負担が大幅に軽減され、スタッフに対して適切なタイミングで効果的なケアができるようになりました。以前よりも、専念すべきことに専念できるようになったと感じます」(村松諒亮店長)。
このツール『みんなのマネージャ』は、スマホで回答できる簡単なアンケートをスタッフに自動配信し、AIがスタッフのコンディションを分析。店長や本部社員はダッシュボードでそれを確認できる。そしてAIが店長に対して、各スタッフに応じた日々の対話や声がけの内容を自動で提案してくれる。
アンケートは簡単なものだが、その設問は心理学の研究に基づいたものなので、信頼度は非常に高い。
「誰がどんな心の状態なのかが可視化されるので、私の代わりに他の役職者でもそのスタッフのケアができます。問題が深刻になる前に対応できるということです」(松村店長)
入社1年目の若手社員、山崎さんは、「仕事後のちょっとした時間に回答できる量なので負担はまったくありません。アンケートだから、わざわざ店長に相談するほどではないけど『なんだか本調子じゃないな』という自分のコンディションを答えやすいし、自身の振り返りにもなります」と言う。
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