デジタルサイネージ
情報を「流す」から「魅せる」へエンタメ広告の3Dビジョン
文=DMM.com
屋外・屋内の広告の進化は目覚ましいものがあります。古くは街頭や田畑に設置された看板や店内でのPOPなどのアナログな広告からはじまり、現在は大小様々なデジタルサイネージでの情報伝達も多く使われており、広告主の選択肢がより一層増えています。屋外看板は見る人に社名や商品名を「読ませる広告」も多く、デジタルサイネージは音や映像で「イメージを擦りこむ」ことができるのも大きな特徴です。さらに文字も音声も世界の言語に対応できるためインバウンドにも容易に対応可能なことや、時期や季節、時間にとらわれずに放映するコンテンツを自由自在に変化させられることも大きな魅力となっています。
大型化が進む屋外サイネージは、通行する人へのアイキャッチになり、店内ならば、来店した顧客へのダイレクトメッセージとして購買意欲を高めてくれることが期待できます。また、最近ではホテルのフロントや駅構内でAIを使ったコンシェルジュサービスや無人コンビニエンスストアでのアバター店員などの試用試験など、その使い方やめざましい進化には驚かされます。
さらなる進化を遂げたデジタルサイネージ
現代社会には欠かせなくなったこのデジタルサイネージをさらに進化させ、「広告」から「観光スポット」にまで昇華させるのが、「裸眼3Dビジョン」です。この「裸眼3Dビジョン」は、一時期話題になった3Dテレビや、VR映画のように眼鏡や仰々しいヘッドマウントディスプレイを使わなくても、視聴者が裸眼(※)で3Dの迫力ある映像を楽しむことができます。※注:ここでの裸眼は、3D眼鏡などを使わない意味。
もともと3Dでの映像表現は、人間の目の錯覚(錯視)を利用して映像が立体に見えるようにするもので、従来の眼鏡等をかける方式は、左右の視野でわずかに差異をつけて見せる「ステレオクローム方式」と呼ばれる方法で立体的に映像が見られる表現をしていました。左右の目で見た差異を人間は脳内で自動的に自然に見えるように処理することを利用しているのです。実際、3Dテレビは映像コンテンツの制作ハードルやコストの高さと、ユーザーの眼鏡をかけるわずらわしさから衰退しましたが、自然なまま煩わしい準備が一切無く3D映像が見られるのであれば、そもそもの敷居がありません。
何よりも3Dビジョンは、従来の液晶や有機ELディスプレイではなく、LEDパネルを使用しているために映像がより高解像度で高輝度、そして高コントラストな表現が可能になりました。さらに、建築物の角やカーブにも対応可能で、先行して設置してある原宿の株式会社ビームス、新宿のクロス新宿ビジョンは曲面を使った「オーバル型」を採用しています。
従来のデジタルサイネージより、美しく飛び出して見える映像は、今までの「流す」だけの広告から、人がより「見たい」という好奇心に訴求できる広告になります。つまり、広告自体が足を運んで見る価値のある「エンターテインメント」のひとつとなり、自然と見たユーザーがSNSで拡散し、新しい「観光スポット」として、さらに広告効果を高められるのです。
この3Dディスプレイを、弊社、合同会社DMM.com(東京都港区・亀山敬司会長兼CEO)でも2024年から取り扱っております。弊社は、動画配信サービスやオンラインゲーム、最近ではFX・暗号資産、沖縄での水族館事業や救急車両の製作・販売もおこなっています。そして、ベルギーのプロサッカークラブ「シント=トロイデン」の経営権取得等、お陰様でメディアにも取り上げられるほど「何でもやっている」企業に成長させていただきました。
もちろん弊社は、3Dディスプレイの導入から実際に放映する映像コンテンツの制作まで、全てワンストップで対応可能です。設置を検討する企業様にとっては、一切の煩わしさが無いのも大きな魅力となっております。
媒体を持つことで、新しい収益の可能性も!
話題性のある裸眼3Dディスプレイを導入することで、他社の広告を流して、収入を得ることも可能です。先んじて、新幹線や路線バス等の交通広告では、車内のディスプレイやアナウンスで広告を掲出しており、近年では山手線の車内サイネージも広告掲出の場所として利用され始めています。さらに空港や駅構内にもデジタルサイネージはどんどん広がり、公共施設の大きな広告収益源となっています。
つまり、デジタルサイネージを導入するということは、広告媒体を自社・自店で持てるという強みになります。複数の広告主を募り、期間や内容を容易に変更でき、かつ3D映像を放映すればより効果の高い広告展開も期待できます。これらの広告主を開拓し、募集する広告代理店業務も弊社に相談することも可能ですので、導入企業様は煩雑な契約業務もアウトソーシングできる事が大きなメリットになります。
期間も導入方法も自由に選べる
注目の3Dディスプレイですが、実際の導入はどのようにすればよいのか?
まずは、導入方法の選択肢として「買い取り」と「レンタル」の2パターンがあります。ホール様の場合、遊技機の入替をはじめとした設備にも莫大なコストがかかります。その場合、レンタルすれば損金として経費で計上できる上に、浮いた初期費用を映像コンテンツにかけることも可能になり、その質や量に転嫁できます。取り扱いの時期にもよりますが、最短1日からレンタル可能ですので、特定期間にお試しでご利用いただくことも可能です。また、買い取りであれば減価償却も可能で、かつランニングコストも抑えることができます。もちろん、保険や保守もついておりますので、万が一の不具合にも対応可能です。
導入に際して2通りの方法が選べる上、屋外広告に関する規制や、法規等が絡む場合でも弊社が対応させて頂けますので、設置に際しての面倒な手間はかかりません。
広告は訴求したい消費者に見てもらわなければ意味がありません。その点、3Dディスプレイにはその魅力が詰まっていると言えます。「新しい酒は新しい皮袋に盛れ」という言葉があるように、新しい時代の集客には新しい広告手法をご検討下さい。
コメント