トピックス

日本企業・ナツメアタリ(大阪)G2Eラスベガスに初出展

ナツメアタリの小出光宏 代表取締役社長(左)

世界最大規模のゲーミング(Gambling)産業の見本市&カンファレンス『Global Gaming Expo(G2E)』(主催:American Gaming Association)が、10月6日から9日に米・ネバダ州ラスベガスで開催された。同イベントはカジノを中心に、オンラインギャンブリング、スポーツベッティング、ロッタリー(宝くじ)などのギャンブル業界に関わる企業や専門家が集まり、新技術、製品、トレンドを紹介する大イベントで、世界115の国と地域から約350社が出展した。

G2Eにはカジノ業界の錚々たる企業が参加している

この『G2Eラスベガス』には、Konami Gaming、JCM Global、SegaSammy Creation USA、MatsuiAmericaなどの日系企業も常連だが、今回は、大阪に本拠を置くゲーム開発企業ナツメアタリの「サムライスタジオ」が初参加した。

ナツメアタリは、多数のパチンコ・パチスロ機開発の実績に加え、ランドベースカジノ用のビデオスロットマシン開発もおこなっている。近年は同社のサムライスタジオが、ヨーロッパとアメリカ向けのiGaming(オンラインスロット)の開発に力を入れており、アメリカではすでに「Lightning Jungle」と「Capsule Treasure Mammoth Stampede」の2タイトルが配信されている。

「ナツメアタリは、世に送り出したいコンテンツがまだまだたくさんあります。そのコンテンツを北米iGaming市場に展開するためのベストなパートナーが見つけるため、G2Eラスベガスに出展しました。特に日本の知的財産(IP)は大きなセールスポイントであり、有名なIPと共にサムライスタジオのコンテンツを紹介することで北米iGaming市場への突破口になると考えています」(小出光宏代表取締役社長)

サムライスタジオが開発した「Capsule Treasure Mammoth Stampede」

サムライスタジオの独自性は、ターゲットとする地域のユーザーの嗜好に合わせゲーム性をローカライズしながらも、パチンコ・パチスロ開発で培った映像演出手法や「間」によってユーザーにハラハラ・ドキドキ感を満喫してもらえる作り。小出社長はこの点を「日本のゲーム開発会社らしさ」だと自負している。

小出代表は、「今後、たくさんのコンテンツを配信して、ナツメアタリにしかできない『OMOROI』で世界を笑顔にして、ナツメアタリに関わるすべての人をHAPPYにしたい」と語る。

文=田中 剛(本誌エディター)

この記事は役に立ちましたか?

参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

コメント

この記事へのコメントはありません。

日本語が含まれないコメントは表示できません。

関連記事

新着記事
会員限定
おすすめ
PAGE TOP
ログイン 会員登録
会員登録