ダイコク電機は6月4日と5日、品川プリンスホテルアネックスタワーで展示会とセミナーを開催した。展示会では、新製品2つと新しいサービスが注目を集めた。
目玉となったのがAIを活用した集客支援サービス「サイトセブンFAN+」。サイトセブンの膨大な台データや会員の遊技データを学習したAIモデルにより、対象ホールの出玉状況をスコアリングし、翌日にLINEで配信する。さらに、ユーザーの嗜好に合わせた情報をセレクトし、パーソナライズされたレコメンド配信も行う。また、サイト利用に応じて各種電子マネーに交換できるマイルが貯まるサイトセブンマイレージクラブを用意しており、ユーザーにとって魅力的なサービスとなっている。

左:新型の縦型設計、右:従来の横型設計
新型データランプ「BiGMO XCEL」は業界最大の21.5インチ縦型液晶ディスプレイを採用している。画面は3つのエリアに分かれており、一番上のスペック表示エリアはホールコンピューターと連携して自動表示されるため、従来のPOP差し替え作業が不要になった。中央のエリアでは3Dの玉箱演出で島内を回遊するユーザーに出玉感をアピールし、一番下の遊技データエリアで各台の詳細情報を表示する構成となっている。

アバターによる操作案内機能付き
新開発のシームレスセルフポス「TJ-01」では全ての操作を一つの端末で完結できるようになり、これまで精算機とPOSそれぞれの操作が必要だった問題を解決した。また、製品の小型化により設置場所を選ばない設計、ホール内のレイアウトに合わせた柔軟な配置が可能になった。
クラウドチェーン店管理システム「Claris Link」にはAIチャットボット機能が追加された。この管理システムは新機能が日々実装されていくため、利用者が抱える疑問や知りたい機能や情報について、マニュアルを参照しなくても生成AIが即座に回答する。今回のアップデートでは、機種別商圏データと機種別償却を確認できる機能も新たに搭載された。
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