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参加人口が増加も離脱傾向に要注意【パチスロプレイヤー調査2024】

日本遊技関連事業協会は3月13日、定例理事会後の記者会見で「パチスロプレイヤー調査2024調査報告書」を発表した。

2025年1月に実施された調査によると、2024年のパチスロ参加人口(年1回以上遊技)は約757万8千人となり、前年比で約76万人増加した。2023年の682万3千人から回復しているものの、コロナ禍前の2019年の809万4千人には及んでいない。

参加頻度別の内訳では、高頻度の「週4~5回以上」の人口は直近で最も多い一方、「(過去1年間に1回以上遊んだが)直近半年は経験なし」の層の構成割合も年々上昇しており、2024年には約130万人だった。これは多数の離脱予備軍がいると考えられると、調査結果を発表したエンタテインメントビジネス総合研究所の藤田宏代表は懸念を示した。

「参加頻度が2~3ヶ月に1回以上」で「遊技回数が1年前より増えた」層を対象に、参加頻度が増えた理由を尋ねたろころ、「面白い機種が増えた」(27.1%)が最も高く、続いて「友人・知人に誘われるようになった」(24.4%)、「遊び方が増えて楽しめるようになった」(22.2%)の順で高かった。特に「面白い機種が増えた」との回答は20円AT/ARTやスマスロを理解しているプレイヤー層で高かった。

魅力的な新機種の導入がパチスロ市場の活性化に寄与している一方で、一度取り込んだプレイヤーの維持が課題となっていることが読み取れる。特に若年層の定着に向けた取り組みが業界の今後の焦点となりそうだ。

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