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セミナーダイジェスト版「人材戦略を改革 採用から定着・退職までのマネジメント」

パック・エックスのメディア事業部が5月29日に本社(東京)でパチンコ業界専門誌『Answers』創刊を記念し、店舗運営者向けに人材領域の課題解決に向けたセミナーを開催しました。内容の一部を抜粋してご紹介します。
(文=Answers編集部)

アルバイト採用手法の改革で「店舗のミライ」を作る解説セミナー

パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社
採用コンサルタント 岡本雄多 様

✅スピードが採用成功を決める

採用成功の鍵はスピードにある。アルバイト採用では応募後24時間以内の連絡、面接は連絡後2~3日以内、採用決定まで1週間以内が理想的だ。また、求職者の行動パターンが10年間で大きく変化しており、従来の採用手法では人材確保が難しくなってきている。以前は求職者が求人媒体を検索してサイトに入り、そこから仕事を探すという流れが一般的だった。しかし現在は、まずGoogle検索を行い、そこからindeedなどの求人まとめサイトに流れ、最終的に各求人媒体にたどり着くという経路に変わった。そのため、求職者がどのような経路で仕事を探しているかを理解し、できるだけ早い段階で接点を持つことが重要になっている。従来の媒体だけに頼るのではなく、求職者の実際の行動に合わせたアプローチが求められている。

店長の「従業員マネジメント」可視化・自動化するAI

スカイストーン株式会社
代表取締役・公認会計士 大原泰裕 様

✅店長に具体的な行動を提案する設計

組織運営は外堀(KPI・管理会計)と内堀(人材マネジメント・HR・人事評価)の二重構造で成り立つ。今回は内堀である人材マネジメントの効率化に焦点を当てる。現場の店長は業務が多忙で、人材マネジメントにリソースを割けていない現状がある。解決の鍵は「見える化」と「自動化」にある。人材マネジメントに必要な指標は膨大であるため、その収集や分析は機械に任せることが効率的だ。しかし、データを集めるだけでは意味がなく、店長が何をすべきかを直感的に理解でき、実際の行動につなげられる状態を作ることが重要だ。AIシステム『みんなのマネージャ』は簡単なサーベイで従業員の状況を分析し、店長に具体的な対応方法まで提案する。見える化から実際の行動まで一貫して支援し、店長のマネジメント業務を効率化できる。

企業と社員に利益をもたらす金融リテラシーの力

株式会社ステラパートナー
人事コンサルタント 鈴木勝利 様

✅人材定着と資産形成の両立

社員の金融リテラシー向上は企業と従業員の双方にメリットをもたらす。金融リテラシー向上により可処分所得を増やすことができ、投資などの労働収入以外からの資産形成で金銭面の安心感が生まれる。遊技機関連企業年金基金「YUKIN」は、毎月の給与から一定額を天引きして退職金(掛金)を積み立てる制度。退職金の積み立てのために天引きされた金額は給与所得として扱われないため、社会保険料や所得税、住民税が安くなり、従業員の手元に残るお金が増える。月給24万円の従業員が毎月2万円を積み立てる場合、年間約57,000円の節税効果により、実際の負担は月15,400円程度になる。25歳から積み立てを始めると65歳には、実質750万円の自己負担で1,000万円の退職金準備が可能となる。従業員の金融リテラシーを向上させ、さらに企業に「YUKIN」のような資産形成制度があることで、将来への安心を得られ定着につながる。

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