理論に基づく業績改善手法×ホール経営実務経験
マーケティング知識がなければ お客様・市場を分析できません
文=宮川雄一(コンサルタント)/text by Miyakawa Yuichi
マーケティングの知識は実際のところ、あまり営業に活用できていないのが現状でしょう。「営業に活かせなければ学んでみても意味がない」と思ってしまうことは当然ですので、学ぶ側の問題だけでなく、教える側の問題でもあると感じます。
マーケティング不在だと施策の効果が低いのです。
今は環境変化のタイミングです。6.5号機の登場以降、高単価機種中心にスマスロをはじめとして、スマパチ、ラッキートリガーが登場。今後はBT機やLT3.0の登場も控えています。特に高単価機種の場合には、負け金額も負け率も上がりますので、お客様の離反や来店回数の減少が起きやすいことは容易に想像がつきます。
では、高単価機種の設置比率が増えた場合の、お客様の動きを正確に把握できているでしょうか。お客様がどのように反応して、市場全体の状況がどのようになっているかを、まずは分析もしくは観察すべきです。そのうえで営業戦略を考えないと、営業戦術に落とし込んでも効果が出ないのは当然です。
>>記事全文は『Amusement Business Answers』(2025 SUMMER Vo.1 No.3)でお読みいただけます。

■宮川雄一
株式会社アミューズ・ファクトリー 代表取締役社長。慶應義塾大学卒。外資系コンサルティング会社で理論に基づいた業績改善手法を現場に適用する経験を積んだのち、パチンコ業界でチェーン店と販社を経営する企業の経営に参画。チェーン店は2年間で既存店売上高を5割増、グループ全体を高成長させた。2007年、株式会社アミューズ・ファクトリー設立。
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