データで見るパチンコ業界

2024年 パチンコ店舗数 6,706軒「大型店増加・中小店減少の二極化進む」

警察庁生活安全局保安課は4月3日、警察庁のWebサイトで「令和6年における風俗営業等の現状と風俗関係事犯等の取締り状況について」を公表した。それによると、2024年12月末時点の全国のパチンコ店舗数は6,706軒(前年同月比5.3%減)、遊技機設置台数は3,325,752台(同2.9%減)となった。遊技機の種類別に見るとパチンコは1,969,913台(同5.2%減)、パチスロは1,355,839台(同0.6%増)だった。
都道府県別にみると、店舗数の減少率が大きかったのは、石川県(同9.7%減)、岐阜県(同9.1%減)、滋賀県(同8.8%減)。遊技機設置台数の減少率が大きかったのは、神奈川県(同7.0%減)、石川県(同6.3%減)、高知県(同6.3%減)であった。

【表】2024年 店舗規模別 パチンコ店舗数の推移店舗規模別(遊技機の設置台数別)では、2024年は全体の21.2%を占める「101~300台」が1,419軒(前年同月比12.9%減)で、34.2%を占める「301~500台」は2,294軒(同6.6%減)と中小規模店舗の閉店が進んでいる。「1001台以上」の大型店は399軒(同6.4%増)と増えたが、全体の5.9%にすぎない。
変化がわかりやすいよう、3年前の2021年と比較すると、店舗数は8,458軒から1,752軒減少(20.7%減)、設置台数は3,325,752台から488,245台減少(12.8%減)している。

【表】2024年 パチスロ割合トップ5都道府県 設置台数のパチスロ割合をみると、沖縄県のパチスロ割合61.0%は全国的に見ても高い。パチスロ割合の全国平均は40.8%で、地域による嗜好の違いが明確に現れている。

【表】2024年 パチンコ店舗数減少率トップ5都道府県(2021年比)店舗数の減少率について、2021年比で減少率が最も大きかったのは石川県(2021年比31.7%減)で、次いで、岐阜県、山口県、兵庫県、栃木県で減少率が大きかった。

【表】2024年 遊技機設置台数減少率トップ5都道府県(2021年比)設置台数の減少率について、2021年比で減少率が最も大きかったのは神奈川県(2021年比25.4%減)で、次いで、石川県・岐阜県・栃木県・山口県で減少率が大きかった。

 

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